陸上自衛官は雨が降っても傘をささないワケ
公開:2018年8月23日 修正:2018年11月18日
1 はじめに
陸上自衛官は雨が降っても傘をささないって知ってる?そういえば、陸上自衛官だけで無く他の自衛官も、そして警察官も消防官もさしていないような・・。
そう。こんな細かい話はそれぞれのところで決めることになっているが陸上自衛隊のワケについて説明する。
2 根拠
陸上自衛隊服装規則というものがあり、その第16条において
男子である自衛官は、雨雪、寒冷等の場合には、雨衣又は外とうを着用することができる。
2 女子である自衛官は、雨雪、寒冷等の場合には、女性雨衣(女子である陸上自衛官にあつては 雨衣)又は女性外とうを着用することができる。
とある。陸上自衛官は雨が降ったら雨合羽を着ようねということ。
また、陸上自衛隊服務細則の72条(2)においては
自衛官は、休暇中又は外出中特に次の各号に掲げる事項に注意しなけ ればならない。
(2) 制服を着用して傘又は見ぐるしい荷物等を携帯しないこと。
とある。陸上自衛官は、制服を着用しているときは傘をさしたらだめということが明確に書かれている。
見ぐるしい荷物という表現が気になる人もいと思うが、それは制服を着た陸上自衛官が持っていたらすごく変なもの(具体的には差し控えるが・・。)という意味。
3 何故、傘がだめなのか?
傘が許可されていない理由は何だろうか。陸上自衛官は
〇どんな場合でも適切な行動がとれなければならないこと
〇実戦の場では、傘は目立つうえに行動を阻害する要因になるということ
ということなのだと昔教わった。
4 おわりに
陸上自衛官ばかりの駐屯地の中で、誰も傘をさしていないのはごく普通の光景である。しかしながら、外に出て大雨が降っているときに一人の制服を着用した自衛官が傘もささずに歩いていると「バカなんじゃないの?」と思われるかも知れない。
しかし、この記事を最後まで読んでいただいた方なら、陸上自衛官は普段から訓練しているんだなと判っていただけると思う。
(アイキャッチ画像は陸上自衛隊HPより引用)
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