陸上自衛隊のラッパ吹奏の目的と用途
公開:2018年10月4日 修正:2019年1月11日
目次
1 はじめに
陸上自衛隊は、未だにラッパの号音を聞いてから行動を起こしている。起床から点呼、国旗掲揚・降下、課業開始・終了、食事、会報、消灯まで全てラッパの知らせありきだ。
ここでは、自衛隊のラッパ吹奏の目的と用途について説明する。
2 ラッパ吹奏の目的と用途
ラッパ吹奏の目的は号令、命令、警報等を伝え、士気を高揚し隊容を整え、敬意を表するにある。
ラッパ吹奏による号令や命令はどこの駐屯地においても普通に鳴っているものである。皆このラッパによって国旗を掲揚をしたり、仕事を始めたりとそれぞれの業務の開始や終了を知らせている。夜、疲れた身体を横たえているときに上手な消灯ラッパを聞くと、今日も一日きつかったとか思い出しながら深い眠りに落ちていく。しかし、ここで下手な消灯ラッパを聞くとしばらく腹が立って眠れなくなる。
警報等は、火災警報・非常警報・空襲警報等の訓練をするときなどに使う。気持ちよく寝ているところにラッパでたたき起こされる。あまり聞きたくない号音だ。
士気の高揚は突撃ラッパとして吹奏されたこともあったが、応援ラッパと称して、自衛隊の競技会なんかで吹かれることもある。
隊容を整えるは、整列して行進を行う時などにラッパの吹奏に合わせて足を揃えて行進をする。警衛隊が交代するときなどに吹奏している駐屯地が多い。
敬意を表するについては、駐屯地司令の登・退庁のときやVIPが訪れたときに吹奏する。
3 ラッパ吹奏
それでは、中央音楽隊をはじめとする、陸上自衛隊音楽隊等の演奏をどうぞ。(音源は陸上自衛隊HPより引用)
(1)起床
(2)点呼
(3)食事
(4)会報
(5)君が代
(6)課業開始
(7)課業終了
(8)消灯
4 おわりに
実際、時代遅れの感もあるが、それは今ある器材が何時も使えると思うからである。某国からEMP攻撃を受けたら一瞬にして電子機器が使えなくなり石器時代にもどるという。そんなときにはやはり重宝するのだ。
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