災害派遣で活躍する装備品(車両)ならコレ!
公開:2018年12月25日
1 はじめに
災害派遣で活躍する装備品シリーズ第1回目は「車両」である。陸上自衛隊に「車」とつくものは、戦車、戦闘車、回収車、装甲車、装輪車と沢山あるが、災害派遣で使うとなると装輪車がほとんどである。ただ、大規模な火山災害などがあり火砕流の危険性のある地域での行動となると装甲車の出番になるといった具合だ。
ここではそういった、装輪車や一部装甲車などについて紹介する。
2 装輪車
(1)1/2tトラック
乗員6名、三菱自動車工業製(陸上自衛隊HPより引用)
通称パジェロでどこの部隊にでもある。指揮官や幕僚用として使用する場合が多い。災害派遣においては、視察や調整のために忙しく動いている。
(2)1 1/2tトラック
乗員3名、トヨタ自動車製(陸上自衛隊HPより引用)
通称1トン半ともキャリアともいったりする。乗員はキャビンには3名であるが後部荷台に16名を乗せることができる。どこの部隊でも装備をして人員や物資の輸送を行っている。災害派遣でも目的は同じである。
(3)3 1/2tトラック
乗員22名、いすず自動車製(陸上自衛隊HPより引用)
通称では3トン半ともカーゴや大型ともいったりする。乗員はキャビンに2名であるが後部荷台に20名を乗せることができる。どこの部隊でも装備をして人員や物資の輸送を行っている。東日本大震災のときには他の自衛隊車両が津波により行動不能となる状況において唯一稼働した。
(4)高機動車
乗員10名、トヨタ自動車製(陸上自衛隊HPより引用)
通称HMVやコ-キとも呼ばれる。野外部隊に人員輸送用として装備している。災害派遣でも目的は同じである。
(5)7tトラック
乗員35名、三菱ふそうトラックバス製(陸上自衛隊HPより引用)
通称トクダイとも呼ばれる。輸送隊に主として大量の物資を輸送するために装備している。災害派遣では後方の物資輸送などで運行している。
3 装甲車(一部)
(1)73式装甲車
乗員12名三菱重工業・小松製作所製(陸上自衛隊HPより引用)
主に普通科部隊・戦車部隊や施設部隊等に装備されている。雲仙普賢岳の噴火災害においては、自治体関係者の現地視察等にも使用された。
4 おわりに
自衛隊において車両はなくてはならないものである。人員や物資を運ばないことには何も始まらないからだ。なので自衛隊は、内部に自動車教習所を持ってドライバーを養成し、給油所を持って部隊行動を容易にし、整備所を持って故障してもまたすぐ運行できるよう努力している。それだけ重要視しているということだ。
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