陸上自衛官になるためのコース
公開:2018年8月8日 修正:2018年11月19日
1 陸上自衛官になるためのコース
陸上自衛官には、17歳未満の男子を対象とした「陸上自衛隊高等工科学生」、18歳から33歳未満を対象にした「自衛官候補生」「一般曹候補生」、大学を卒業して将来幹部になるための「幹部候補生」等のコースがある。
それぞれのコースの概要について説明する。
(陸上自衛隊HPより引用)
2 陸上自衛隊高等工科学校生徒
応募資格は、17歳未満の男子でエンジニアを養成する学校であり、自衛隊の高等専門学校みたいなものである。
倍率は10倍程度と聞いているから偏差値は60程度か?
生徒課程を修了(見込み含)後、防衛大学校・航空学生等の受験も可能であるが、陸士長に任命され生徒陸曹候補生課程修了後、19~20歳で3等陸曹に昇任する。
3 自衛官候補生
応募資格は、18歳以上33歳未満の者を対象として幅広く募集している。
倍率は3倍程度なので、バブルの頃のように名前を書ければ的な時代ではなくなっている。
自衛官候補生(ここでは定数外の自衛隊員)として所要の教育を経て3ヶ月後に2等陸士(ここで初めて自衛官)に任官する。
4 一般曹候補生
応募資格は、日本国籍を有する18歳以上33歳未満の者を対象としているので、高校卒はもちろん、高専卒、短大卒、大卒そして社会人に至るまで幅広く募集している。
一般曹候補生は、陸上自衛隊の陸曹のエキスパートを養成する制度である。
倍率は、男子で4~6倍程度、女子は採用人員が少ないので10倍程度の狭き門である。
入隊後2等陸士となり教育部隊での基礎教育を経た後、6ヶ月で1等陸士そして部隊配置となりさらに6ヶ月後陸士長となる。そして、入隊から2年9ヶ月後以降、選考により3等陸曹に昇任する。
(陸上自衛隊HPより引用)
5 幹部候補生
幹部候補生には、「一般幹部候補生」「歯科幹部候補生」「薬剤科幹部候補生」と3つのコースがある。そのうち、一般幹部候補生の応募資格は、大卒程度の学力を有する22歳以上26歳未満(修士・院卒は28歳未満)の者、で、採用と同時に陸上自衛隊の曹長に任命される。
倍率は、平成26年度で26倍となっているので狭き門である。
採用とともに陸曹長に任命され、幹部候補生として一定の教育を受けた後(約1年後)、3等陸尉(院卒試験合格者は2等陸尉)に昇任する。
6 医科・歯科幹部自衛官
意思・歯科医師の免許を取得している者に対し、陸上自衛隊の衛生部門において、部隊の医療等に携わる幹部自衛官となる者を採用する制度がある。
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