陸上自衛隊の競技会とその効用
公開:2018年8月4日 修正:2018年11月19日
1 はじめに
陸上自衛隊の体育祭、それを競技会という。競技会は、大体どこの部隊でも体力の向上やら団結の強化と称してやっている。
ここでは、競技会にはどんな種目があってどんな効用があるのかについて記す。
2 陸上自衛隊の競技会
陸上自衛隊の競技会は、種目として持続走・射撃・格闘・柔剣道・スキー等々それぞれの中から「部隊の任務に基づいて指揮官が必要と判断する種目」を年度当初に設定する。
つまり任務を完遂するために体力の向上や団結の強化が必要であり、それを競技会の場を利用して養っている。これはこれで理に叶っている。
(陸上自衛隊HPより引用)
3 競技会への参加は全員
競技会への参加は、それぞれの個人が得意なものに参加ということであればいいのだが、「部隊の任務に基づいて指揮官が必要と判断する種目」となると個人的な事情は関係なし。九州で育った隊員でも北海道に赴任してきたら当然、スキーを履いてガンガン走ることとなる。
(陸上自衛隊HPより引用)
筆者は他人に比べて体重が重い方だが、持続走競技会には毎年参加。定年前の50代のおっさんも、自衛隊に入りたての10代のピチピチした若者も関係なく同じコースを走る。
残念なことといえば、20代30代の頃は、数週間の間持続走競技会の練習をしたあとは10キロ近く痩せたものだったが、50代になるとせいぜい2~3キロ。そして競技会が終わればすぐに元どうりという不甲斐ないサイクルができたことだ。
4 市民大会なんかも流れで参加
持続走競技会の練習の一環で市民マラソン大会などにも部隊の皆を誘って出ることがある。こちらは趣味の世界だからみんないい顔をして走っている。
ある大会にでたときのこと。折り返し点の手前にさしかかり、反対車線を折り返してきたランナーが視界に入る。その中に、頭はどう見ても60代、しかし足の筋肉の付き具合は30代。目は前の走者を狙うライオンのような目の老人を見たとき、身体に衝撃が走ったことがある。こんな体験は、参加した者でないとわからない。
と、同時にこんなおじいちゃんになりたいと思った。そして、陸上自衛官の俺はこんな後ろの方で何をやっているんだと恥ずかしくなり、何とか完走だけはして頑張ったものだった。
5 競技会の効用
定年後は、任務も何もないので持続走の訓練もやる必要なし。しかしながら習慣というものは恐ろしいもので、一日のうち一時間ぐらいは体を動かさないとどうも調子がでない。
そこで、一日一時間以上早歩きをすることにしている。すると、早朝にお年を召された多くの方が闊歩しておられるのに出会う。そんな方々に挨拶をしつつ一日が始まる。それだけでも、食事もうまいし、お通じもある。これはぜひ続けていきたいと思っている。
6 おわりに
いま、ひそかに考えているのは三途の川を渡るまでに何回か記念マラソンに出たいと思っているということだ。その最初は還暦マラソン。何年か前に100歳でマラソン完走というニュースがあった。さすがにそこまでは無理だろうが、二本脚で立てるうちは挑戦できるところまで頑張りたいと思う。
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