カードローンを利用するときに知っておくべきこと
公開:2019年1月11日
1 はじめに
近日中にどうしてもお金が要る!というときどうしているだろうか?そんなときに住宅ローンを借りようと思う人はいない。住宅を買うわけでもないし書類の準備や審査があるからだ。その点カードローンなら簡単に借りることができる。だが、この手軽さが命取りになることもよくあるので注意が必要だ。
ここではカードローンの特徴や仕組みなど利用するときに知っておくべきことについて記す。
2 カードローンの特徴
カードローンの特徴は次による。
- 担保や保証人なし
担保を取るのは対物信用といい、担保は取らずお金を借りる人の総財産に基づいて信用することを対人信用というが、カードローンではこの対人信用という考え方を取っている。
- 利用目的に制限なし
住宅ローンや自動車ローンなどは、決められた目的のためのローンであるが、カードローンは個人の信用でお金を借りているのでそういう縛りがない。
- キャッシングに比べて金利が安い
キャッシングで100万円未満の場合金利はだいたい18%だが、カードローンの場合は10~18%の範囲の中で安めに設定されているものもある。ただ、安いといっても銀行や郵貯の預貯金の年利率(0.01%~0.3%程度)と比較すると恐ろしく高い。
3 カードローンの仕組み
カードローンには、銀行系、消費者金融系、信販系の3種類あるが、その仕組みは次による。
- 金利・審査
銀行系は一般的に金利が他に比べて安いが審査は厳しくなる。消費者金融系は審査のスピードは速いが金利が他に比べて高めになりがちである。
- 利息
利息が発生するのは借入日の翌日から返済日までであり、その計算方法は
借りた金額 × 金利 ÷ 365 × 借りている日数 = 利息 となる。
金利18%のカードローンで36.5万円を30日間借りた場合利息は
5,400円(=365,000×0.18÷365×30)となる。
- 返済
返済の方法は、リボルビング払い(リボ払い)か分割払いが一般的である。リボ払いは、指定した支払い額を毎月支払う。また、毎月の決まった日だけでなく銀行やコンビニから繰上返済を行うこともできる。
上の例で、毎月1万円を返済すると、当月は5,400円が利息で残りの4,600円が元本返済となる。
分割払いは、指定した回数に応じて支払う返済方法である。2回払いから36回払いぐらいまであるのが一般的であるが、分割2回払いだと手数料無料となるケースが多い。
リボ払いの利点欠点は、支払い額が一定なので返済し易いが借入期間が長引きやすいということである。また、分割払いの利点欠点は、返済期間の管理がし易く金利手数料はリボ払いに比べて少額で済むが借入額が多くなると返済額が多くなり生活にも支障を来す可能性があるということである。
4 おわりに
リボ払いは、支払うことができる額を設定するので返済し易く安心感があるが、安易に利用すると借入期間が長くなり金利手数料ばかり払うという状況に陥りやすい。従って、もし利用するにしても短期的なものに努め、普段は金利を敵に回すのではなく味方にするよう預貯金に心がけたい。
最後に、このカードローンについて興味深くいろいろな角度から記事にされているサイトがあるので紹介しておく。
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