固定金利商品と変動金利商品、どちらがお得?

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公開:2018年12月22日

1 はじめに

 金利のタイプは、「固定金利」と「変動金利」の2種類があり、金融商品にも固定金利商品と変動金利商品がある。自分が選ぶとなるとどちらが得か色々悩むのではないだろうか。

 ここでは、固定金利商品と変動金利商品がそれぞれどんなもので、金利の変動を考えたときどうすれば有利なのか考えてみた。

2 固定金利商品と変動金利商品

 固定金利商品は、適用利率があらかじめ決められた期間において変わらない。また、固定金利商品には「期間選択型」と「全期間型」がある。預け入れの場合は毎年手に入る利息または満期時に入る利息が確定するものである。

 変動金利商品は、適用利率が金利の変動に応じて定期的に変わる。預け入れの場合金利は6ヶ月毎に見直されるものが多い。

3 金利の変動と金融商品の選択

 金利は変動するが、そもそもどうやって決まるのか。金利は短期金利と長期金利を基準に決まっている。短期金利は銀行同士でお金を貸し借りするときの金利で、長期金利は市場で売買されている10年ものの国債の金利である。各銀行はそれらをベースにして、各銀行の顧客の預金額やローンなどの貸出金額を加味して決めているのである。

 預入の場合、金利上昇時には一般的に固定金利よりも金利の上昇が期待できる変動金利でこまめにつないでいくことが有利となり、固定金利は金利の変動について行けないので不利となる。また、金利下降時には固定金利で長く保有することが有利となる。

 それを表にすると次のようになる。

金利の変動 有利な金融商品
固定・変動 期間
変動金利 短期
底から上昇 短期
天井 固定金利 長期
天井から下降 長期か中期*

 *中期としているのは、目論見どおり下降を続ければ長期に預けて良いのだが、目論見違いでさらに金利が上がってくることもあるということである。そんなときは、一部を中期でつないで金利がさらに上昇したところを長期か中期でつないでいくという意味である。

4 おわりに

 固定金利でお金を預けたいが期間をどうするかということについて悩む人もいると思うが、ライフイベント(子供の大学進学や住宅の購入など)に合わせて設定するのも良い運用だと思う。定期預金は中途解約すると損になることが多いので注意が必要だ。

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