たばこ税の増税、使い道は知らない方がいいかも

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公開:2018年10月21日  修正:2018年12月24日

目次

1 はじめに

 たばこ税は2018年10月1日より3段階に分けて税率が引上げられる。それに伴い加熱式たばこについても税率が引上げられる。筆者は、2010年10月のたばこ増税のタイミングでたばこを止めてから9年目になるので心労は無いが、愛煙家の無念な気持ちは痛いほど判る。

 ここでは、たばこ税の増税とその使い道について書いてみようと思う。

2 たばこ税の内訳

 たばこ税の内訳は、国と地方のたばこ税、たばこ特別税と消費税といった4種類(地方税を2種類に分ければ5種類)もの税金が含まれている。税負担率は6割を超え超一流の野球選手よりも高い税率である。

3 たばこ税の段階的引上げ

 紙巻きたばこは2018年10月1日より2021年10月1日までに3段階に分けて増税し、加熱式は2022年までに紙巻きの水準に近い税率になる。

 2019年は、空いているように見えるがここは消費税の増税が予定されているので空いているわけではない。

4 たばこ税の使い道

(1)たばこ税(たばこ特別税を除く)

 たばこ税(たばこ特別税は除く)は、国と地方で約1兆円ずつあるが、一般会計に入るので何に使われているかは判らない。一般的には国であれば、社会保障、公共事業、文教科学振興、防衛等経費であり地方であれば健康福祉、政策、教育、街作り、治安維持等経費として使われている。

(2)たばこ特別税

 たばこ特別税は、旧国鉄や林野事業の負債を返済しているもの。なぜそのような借金を払わされているのか愛煙家の方々は釈然としないだろうがこれが事実である。たばこ1箱当り16.4円で計算すると年間約1,400億円の計算になる。

5 おわりに

 財務省のHP「たばこ税に関する資料」によると、紙巻きたばこの販売数量は毎年数%づつ減ってきているが、たばこ税収全体としては2兆円強のところで平行線を画いている。これが意味するところは、喫煙人口なり喫煙本数は減ってきているが増税によってたばこ税収を維持しているということである。

 個人的には、たばこを止めて良かったとしみじみと思う。

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